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庭なし戸建てでもガーデニング
庭づくり

ピーマンの種まき〜自宅でヒーターを使わないで育苗する方法

私は野菜はまだ初心者なのですが今年は夏野菜色々やってみるぞ!ということでタネを買ってきました。

買うときには「これ育てたいな〜」「これ食べたいな〜」という観点でしか選んでなかったのですが、夏野菜は寒さに弱いものがほとんど。
特にピーマンは加温が必要で種からの生育は上級者むけ。
けれど専用のヒーターなんて持っていませんし、買うとなるとそれなりのお値段…!

私は悩みに悩んだあげく、特別な道具がなくても家にあるものだけでなんとか温度管理できないか!?と試行錯誤して育苗方法を考えました。

ピーマンの種まきの仕方

まずは種をまかねば始まりません。
色んなまき方がありますが、今回は植え替えの手間を省くため最初からポットにまいています。

種まきの時期

3月〜5月上旬と言われていますが、ヒーターなど充分な加温設備がないので気温が高くなってきて霜の心配のない4月以降に行うことにしました。

種まきの手順〜ポットまき

ピーマンの種まき

育苗ポットに土を入れ、平らにならしたら3〜4つずつ1cmほどの穴をあけます。
種を入れたら薄く覆い土をし、はす口を付けたジョウロでやさしくたっぷり水をあげます。

名札を付けた育苗ポット

名札をつけておくとなんの野菜か一目でわかります。

土は普通の培養土でもいいですが、種まき用の土というのもありますのでそちらを使うとより確実です。

以前使った土を種まきに再利用する場合には病原菌が心配なのでしっかり熱殺菌や日干しするなど消毒してからにしましょう。

ピーマン育苗温度管理の方法〜家庭にあるものを駆使した加温の仕方

さて問題の加温です。
ピーマンは地温を25℃〜30℃に保たないと発芽しません。
4月の関東の平均気温は10℃前後。
外気に晒しっぱなしだとどう考えても無理ですね。

調べるとほとんどの人はヒーターなどで加温をしているようですが我が家には小さい簡易ビニール温室くらいしかありません。
簡易ビニール温室は霜よけ風よけ程度の効果しかありません。

ヒーターを買うにしてもうちの小さい温室では置くところもないし、場所の関係上電源も取れません。
マット型のヒーターの購入も考えましたが、小さい子供のいる我が家では電源を確保しつつ子供の手の届かない場所でマットを広げられるだけのスペース確保が難しいと感じました。

あとできればあまりお金はかけたくない…

ビニール温室

とりあえず屋外の簡易ビニール温室内に入れてみました。
お天気のいい日なら陽の光であたためられ30℃近くに簡単に温まりました。
日中は加温をしなくても大丈夫そう…

…と思った矢先に問題が発生!
種まきをした日はとても暖かく日中は20℃近くあったのですが、なぜか翌日から急に最高気温7℃の真冬日に…!

このままではいくらビニール温室に入れてるとはいえとてもじゃないけど発芽温度にまでは至らない…!!
ということで…

湯たんぽ

湯たんぽ!!!!

温室に入れた湯たんぽ

これを温室内に投入!!

気温が低くとも日光が多少あれば湯たんぽとビニール温室だけでもけっこう温まりました。

しかし雨の日や曇りの日など陽の光のない日は湯たんぽでも力及ばず…
所詮ペラペラのビニールですから保温効果はイマイチ。
湯たんぽもすぐに冷めてしまいました。
ビニール温室だけに頼るのは厳しいですね。

ちなみに、ビニール温室内は上段にいくほど温度が高くなります。
その時の気温や植物に応じて段数を変えることで微調整ができますよ。

室内+ビニール袋+湯たんぽ

陽の光が弱い日や夜間はビニール温室では無理だと判断し別の方法を考えました。

手作り温室

なんじゃこりゃ???って感じですね。
パッと見ただのゴミ袋です…

これ中は…

手作り温室図解

こんな感じになっています!
(この図では省略してますがビニール袋は二重にしてあります)

湯たんぽの持続時間がそんなに長くないのでその度に交換が必要になりますが、ビニール袋内は結構温かくなります。
また直接ポットを温めているので効果はてきめんです。

ちなみにこれ袋の持ち手部分を引っ掛けて吊るすことも可能です。
ヒーターと違い電源もいらないので、ベビーゲートで守られたキッチンの窓辺か子供の届かない高いところに吊るしておくことで置き場所の問題も解決。

こんな感じでしばらく過ごしてみました。

ピーマン発芽以降の管理

種まきから一週間ちょっとで発芽しはじめ、10日ほどでほとんどのポットから芽が出ました。

発芽したピーマン苗

発芽後は、日中は気温に応じて同じようにビニール温室などで25℃〜30℃になるように、夜間は加温はせず室内に取り込むのみで15℃〜20℃くらいで管理します。

この時期の注意点

この時点で4月中旬。
たまに冷え込む日もありますが日中の気温はだいぶ高くなってきています。

ここで注意しなくてはいけないのは温度が上がりすぎることです…!
ビニール温室は天気がいいと必要以上に温度が上がってしまう危険があります。

4月は寒暖差が激しく、「朝は寒かったのに昼頃には急に気温が上がって夏のよう…」とか「昨日までは冬のようだったのに今日は急に真夏日!」みたいなお天気の変化よくありますよね。

私も朝が寒かったので温室を閉じて出かけたらすごく気温が上がってしまい、帰った頃には葉がションボリしてしまっていた…ということがありました。
あわてて換気し水をあげたら回復しましたが、長時間離れる際は天気予報をしっかり確認し、気温が高くなりそうな日はビニール温室を開けて換気をしてください。

適宜間引きも忘れずに!
私は発芽が出揃った時点で1ポット2本に、その後成長を見て1本にしました。

成長したピーマン苗

種まきから20日ほどの様子です。
本葉が出てきましたね!
ここまでくれば一安心というところでしょうか。

ピーマンは種まきから植え付けられるサイズに育つまでの期間が長く、70日ほどかかります。
植え付けは6月ごろになるでしょうかね。

追記。
その後植え付けをし、8月現在たくさんの実が収穫できております。
…が、ここに至るまでに色々トラブルもありましたのでよければこちらの記事もご参照ください。

https://zoo-garden.net/2019/08/26/greenpeper-discoloration/

まとめ

ヒーターなどの専用の加温器具を使わなくてもピーマンの育苗は可能だということがわかりました。
ただ湯たんぽは温度の継続時間が短いのでこまめに管理する必要があり、少し手間はかかります。

今回は加温に湯たんぽを使いましたが、使い方次第ではホッカイロなども有効ではないかと思います。(ホッカイロは酸素を消費しますのでビニールの内側ではなく外側から加温する必要があります)

私と同じようにヒーターが使えない環境下にある人も少なくないと思います。
一般家庭ではなかなかヒーターを使えるスペースや電源は確保しにくいですからね。

ピーマンの育苗は難易度が高いので最初から苗を買って育てる場合が多いですが、ちょっとチャレンジしてみたい!という人は参考にしてください。
種から育てるのは大変ですが小さい種から成長していく姿を見られるのはとても楽しいですよ。

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